カリブ海に浮かぶ熱帯島ジャマイカ。東西に山脈が走るこの島の東の最高峰ブルーマウンテンピーク。
その標高2,256mの山並みの標高800〜1,200mの地区で収穫されたコーヒーだけを「ブルーマウンテン」と呼びます。
昼は30度近く、夜は15度前後となるこの島の気温差は香り高く酸味・苦味・甘味の調和を醸し出すブルーマウンテンを
作り上げます。品質を保つ為、樽詰で取引されています。カリブ海の宝石ブルーマウンテンコーヒーを御賞味ください。
アロマ、ボディー、アシディティーの絶妙なバランスがブルーマウンテンの特徴であり、キング・オブ・コーヒーと言われる由縁である。まろやかな甘味の残る後味は、他のコーヒーの追随を許さない。
1953 年、ジャマイカ政府は、ジャマイカコーヒーの品質管理を目的に、コーヒー・インダストリー・ボード(CIB)を創設した。ジャマイカは世界で始めて地理的 な特定地域をコーヒーの銘柄として定義づけし、ブランドを構築した国である。フランスのワイン、チーズ、バターなどに与えられる認証、アペラシオン・ドリ ジーヌ・コントロレ(AOC)と似ている。ジャマイカから輸出されるコーヒーはすべてCIBの管理のもと輸出され、とりわけ法律で指定されたブルーマウン テンエリアで収穫されたコーヒーは、100%ブルーマウンテンである。
クライスデール地区は、セントアンド
リュー教区内の平均標高1000メートルのコーヒー生産地として知られ、ブルーマウンテンコーヒーの生産地の中央に位置している。故に、「ザ・ハート・オ
ブ・ザ・ブルーマウンテン」と呼ばれる。近くには国内最大の国立公園と森林保護区であるグランドリッジがある。
クライスデールの歴史
ク
ライスデール農園は、1800年、英国人コリン・マクラーティー博士によって創設された。ジャマイカに旅行でやってきたが、好きになった土地に永住してし
まった。コーヒーを商業ベースで生産した最初の農園のひとつである。当時の教区名はポートロイヤルであり、その後セントアンドリューに変更された。
こ
の地区で生産されるコーヒーの品質がいいことに気づいた農民たちは、マクラーティー博士に続けとばかり、クライスデール農園の近隣にコーヒーを栽培し始め
た。こうしてクライスデール地区のコーヒー栽培は広がっていった。クライスデール農園のコーヒーは1800年代始めにはすでに輸出されてい た。
ブルーマウンテン1クライスデール