今までの生い立ち

 平成8年7月12日、近藤家の3男として元気に生まれるが、徐々に筋力が弱くなり、生後3か月の時、呼吸困難により入院する。
 すぐに人工呼吸器を装着(以来、呼吸器とはず〜っとお友だち)し、全身の筋力が衰えていく神経の難病である、脊髄性筋萎縮症(ウエルドニッヒホフマン病)と診断される。
 約1年、看護師さんからいろんなことを教わり、平成9年8月27日(1歳1か月)に人工呼吸器を装着して退院するが、半年後、心臓停止再度入院。低酸素性脳症と診断される。
 母の「健太に青空を見せたい!」という強い思いと、家族みんなの「健太と一緒にいたい!」という思いが、およそ3年の入院生活にピリオドを打ち、退院となる。
 成長するにつれ、呼吸器が合わなくなり、少し高度な呼吸器に変更してもらうと、それからは楽になったのか、体調も落ち着いてきた。
 健太は、自分で息をすること、食べること、話すこと、動くこと、笑うことができません。痛みに対して涙を流し、皮膚を赤らめる、眠ると眼球が上がるなど目だけは表情がかすかに(慣れた人にしかわからない程度)表せるが、意思疎通は難しいです。

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